TSミュージカル『タン・ビエットの唄』2010年8月13日(金)〜15日(日)東京芸術劇場中ホール

果てしない苦しみの中、また会おうね、という言葉は消えた…

舞台は1990年代後半のヴェトナム。ヴェトナム戦争中小さな村、ハンティン村でアメリカ軍による大虐殺が起こった。虐殺から逃れ解放民族戦線の5人の男たちに助けられた美しい姉妹、ティエンとフェイ。フェイは大虐殺の証言をする為、一人使節団に加わりヨーロッパへ渡ることになった。

使節団に加わることを拒むフェイに、ティエンは「世界の人たちにすべてを話して来て欲しい。これは、殺し合いをやめさせるための戦いなのだ…」と。そして、さよならは二度と会えない別れの言葉だった時代に、これは未来のあるさよなら。また会うための「タン・ビエット(さよなら)」なのだとフェイを送り出す。

しかし、フェイはヨーロッパに渡った後、そのまま英国人の養女となりヴェトナムへは戻ってこなかった。

―物語はヴェトナムに残った姉の消息を訪ねるために20年ぶりに祖国へ戻るところから始まる。 戦時中に助けてくれた解放民族戦線の、トアン・ミンを訪ねるが、ティエンの手掛かりは掴めなかった。さらにビンの元を訪ねると、フェイは彼の父親からビンがティエンのせいで自殺したと聞かされる。不安に苛まれたフェイは出家していたゴクの元を訪ね、衝撃の真実を聞かされる。絶望の淵に立たされたフェイはヴェトナムを去ることを決心するが、スリにパスポートを盗まれイギリスにもどることもできなくなる。 それをきっかけにハインに出会い、更なる衝撃の真実を告げられる。

フェイは逃げ出したはずの戦争の悲劇と現実に向き合うことになるのだった。

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出演

安寿ミラ、土居裕子、畠中洋、吉野圭吾、宮川浩、駒田一、戸井勝海

川本昭彦、福永吉洋、滝沢由佳、島田邦人、小林遼介、
長尾純子、久積絵夢、彩橋みゆ


公演日程

東京芸術劇場 中ホール

2010年8月13日(金)〜15日(日)

8/13(金) 8/14(土) 8/15(日)
13:00 13:00
19:00 18:00
主催・企画・製作:TSミュージカルファンデーション

20世紀最悪の戦争といわれるベトナム戦争を背景に、離れ離れとなった美しい姉妹と、小さな命を守り続けた、解放民族戦線の5人の男たちを描いた、「タン・ビエットの唄」。

この物語は、祖国の大地に長年育まれてきた「生活」、そこで暮らす「家族」を守ることの尊さを描き、更に、どんな境遇にいても夢を諦めないことが、人をたくましく成長させるというメッセージを込めた、作品に仕上がっています。

家族、そして故郷は、誰の心にも自信と勇気を与えてくれる、大切なものです。その、かけがえのないものを、無情に奪い去る戦争。人間が生み出す戦争がこの世から消える日を祈り続けるのもまた人間なのです。

戦争の悲劇から目を背けて生きてきた主人公が、祖国や家族、命の尊さ、そして仲間との信頼感を見つめなおす事から見えてくる真実に気付き、新たな一歩を踏み出す姿。そして、そんな彼女にかかわる人々の生きざまをも丁寧に紡ぎ出す、感動ミュージカル!

2008年公演より